大畑伸太郎は1975年、広島県生まれのアーティストです。 日常にあふれる様々な「光」を捉え、何気ない風景を映画のひとコマのように描く画家で、その表現は作品の中に光源が仕込まれているのではないかと見まがうほど秀逸です。朝焼けや夕焼けなどの自然の「光」から、夜のコンビニエンスストアの明かりなど、ごくありふれた情景を「光」を通してドラマティックに表現します。2006年より、まるで「飛び出す絵本」のように画面の中の登場人物を立体で表現し、絵画と立体を組み合わせてひとつの世界を生み出す手法に取り組んでいます。大畑の作品を保持するコレクターは世界各地に広がっており、国境を越えて支持されています。2021年にサンクトペテルブルグの美術館で開催された個展は大成功を収めました。